図書出版

花乱社

『福岡地方史研究 第61号』福岡地方史研究会編・発行

 

■本体1500円+税/A5判/152ページ/並製
■ISBN978-4-910038-30-3 C0021
■2023.9刊
バックナンバーも取り扱っております。どうぞお問い合わせください。

特集は59号につづく「戦争の福岡U」。初期日中戦争試論:郷土と支那事変への予備的考察、軍需工場などへの福岡市と近郊女学校生の通年勤労動員、一福岡市民の目に映った戦時下の生活、五・一五事件減刑嘆願運動と農民組合、他。
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 八十六年前、日本はロシアのように中国大陸へ侵攻していった。私たちの祖父母や父母たちの関わった戦争である。資源のない島国から多くの若者が出征していったが、兵隊たちの士気は高かった。しかし、陸海軍の不和をはじめとして、硬直した作戦や戦術、兵器の量産体制の遅れと資材の欠乏などにより、戦争が長期化するにつれ継戦能力を失っていった。… ウクライナ戦争の終結が見通せない現在、「戦争」を再び特集することで、私たちの過去の戦争の意味と日常を問い直してみることにした。「戦争の福岡U」とした所以である。(「特集にあたって」より)

 


目次

【絵葉書でたどる福岡の歴史22】陸軍の愛国・海軍の報国(石瀧豊美)
【巻頭言】来島文書と来島恒喜(石瀧豊美)
【総会記念講演】旧字図を歩く 明治期の福岡・博多にみる近世の面影(西田 博)

【特集】戦争の福岡 U
 特集にあたって
 初期日中戦争試論:郷土と支那事変への予備的考察 (上)(師岡司加幸)
 五・一五事件減刑嘆願運動と農民組合:日本農民組合九州同盟会を中心として(濱田周作)
 軍需工場などへの福岡市と近郊女学校生の通年勤労動員(首藤卓茂)
 一福岡市民の目に映った戦時下の生活:「石井豊吉日記」より(石瀧豊美)
 絵葉書でたどる福岡の歴史【番外】報国第五十九号(福岡県教員号)の命名式(石瀧豊美)

【論 文】大友氏の博多湾支配と城郭・土木事業(中西義昌)
【研究ノート】天保九年幕府巡見使を迎える福岡藩の準備:博多商人末次家の記録から(上園慶子)
【思郷の考察】福岡・相島と宮地嶽神社 (下)(花田俊雄)
【歴史余話】戦前の福岡県中等野球随想:小倉工業学校と新冨卯三郎を中心に(有川淳一)
【卓話抄】トヨヒメ伝承の歴史民俗学的な研究2:「宮負ニ文書」(赤司八幡宮蔵)の神楽台本に注目して(弓削淳一)
【随感】古文書蒐集折々譚その7 「鎮西新誌」と『学問のすゝめ』のお話(宮 徹男)

■ユネスコ世界の記憶遺産登録五周年記念シンポジウム(2022・11・19)報告
 朝鮮通信使と福岡、時代を超えて(今村公亮)
■書評 「古の武士道を存して全き者」:石瀧豊美著『頭山満・未完の昭和史』(師岡司加幸)
■本の紹介 精緻な考証と災害史へのまなざし:副島邦弘著『やきものと渡り陶工』(山下龍一)
■短信往来 有川淳一/今村公亮/河本信雄/西田 博/森山沾一/ユンスヨン
■編集後記/会員の本の紹介 『福岡遊学 テーマ別福岡市近郊歴史ガイド』/例会卓話記録他


【著者紹介】 福岡地方史研究会

福岡地方史研究会は、1962年の発足。研究テーマは地方史に限らず広く文化史・社会史・民俗学に及び、対象となる時代も原始・古代・中世・近世・近現代と各時代の研究者が所属。『福岡藩朝鮮通信使記録』が2001年2月福岡県文化賞を受賞。月1回定例研究会開催、年1冊会報(本誌)を発行する。
*福岡県立図書館の研修室で毎月1回の定例研究会(卓話発表)を開いています。学界と在野の交流によって,また会員相互の研鑽によって地方史研究の発展・深化を図ることを目的としています。どなたでもご参加いただけます。地方史研究に興味を持ち、研究を進める上で指針を得たい、史料の所在について情報を得たいという方、定例研究会その他に参加して継続して話を聞きたい方は、どなたでもふるってご参加ください。問合せは花乱社まで(092-781-7555)

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